日本における余暇市場において、パチンコ産業は巨大な市場を形成してきました。
日本生産性本部が発行する「レジャー白書2025」によると、日本の余暇市場の中で、パチンコ産業が属する「娯楽部門」の市場規模はおよそ50兆円。その中でパチンコ・パチスロ産業の市場規模は約32%を占めており、16兆円の市場規模となっています。また、「平成28年経済センサス活動調査」によると、全国のパチンコホールの雇用者数は約23万人。その就労人口は、鉄鋼業、百貨店やスーパーに迫る規模になっており、雇用創出の一翼を担っています。
※公益財団法人日本生産性本部「レジャー白書2025」より
パチンコは、日本国内において最も広く親しまれている娯楽の一つです。
パチンコホールにはパチンコ機とパチスロ機の2種類の遊技機があります。
パチンコ機はピンボール機を垂直に立てた状態のような遊技機で、機械の盤面に向かって小さな金属製のパチンコ玉を連続して発射させます。パチンコ玉が入賞口に入いることで多くのパチンコ玉を獲得する遊技です。遊技費用は一般的に0.5円~4円/玉の範囲です。パチスロ機はカジノのスロットマシンに似ており、メダルを投入し、パチスロ機内のリールと呼ばれる図柄を表示した回転体を回転または停止させながら複数のリールの図柄を揃え、パチスロメダルを獲得する遊技です。遊技費用は一般的に2円~20円/メダルの範囲です。顧客はパチンコ玉やパチスロメダルを借りて遊技を行い、獲得した玉やメダルは景品と交換したり、または専用のメンバーズカードに電子的にチャージし、次回以降の来店に使用したりします。
パチンコ玉およびパチスロメダルで換えられる景品には一般景品とG景品があります。⼀般景品は日用品や菓子類、タバコと いったコンビニエンスストアで販売されているような品物です。また、G景品は小さな金や銀を内蔵し装飾がほどこされたカードあるいはメダル形をした金や銀のペンダントです。
当社ではおよそ 1000 種類の景品を揃えており、さらに、カタログから好きな景品を選べるようなサービスも展開しています。 また、クリスマスやハロウィンといった季節のイベントに合わせ様々な景品企画を催し、新発売の商品や話題のアイテムを取り入れるなど、常に景品に工夫を凝らし顧客サービスに努めています。
パチンコ機は日本で1920年代に子供の玩具として登場し、その後1930年頃に名古屋で成人の娯楽として急速な発展を遂げたといわれています。パチンコホールは第二次世界大戦中に営業を停止され、1940年代後半になって復活を遂げました。その当時、パチンコ機はベルと閃光灯で構成される非常にシンプルなデザインの機械装置でした。現在の主流であるビデオと音声機能を取り入れたパチンコ機のデザインとなったのは1980年代に入ってからです。
歴史上の最初のスロット機は1899年にアメリカで発明されました。数十年後、ゲームコンソールメーカーのセガによって改善、発展を遂げ、パチスロ機は日本の沖縄に導入され、デビューの年が東京オリンピックと同じだったため、オリンピア・マシンと名づけられました。遊技の構成および方法は、単純なままで、ストップボタンを押すことで盤面の回転中のリールの図柄を揃えますが、機械自体は、今はコンピューターチップに制御されております。
最近では、パチンコ機とパチスロ機には、コンピューターチップ、ステレオ音声システム、高度な液晶ディスプレイのビデオ画面が組み込まれており、たとえば、人気アニメやドラマのキャラクター、さまざまな著名人など豊富な内容を見ることが可能で、顧客にとってゲーム性が向上しております。
2006年に1円パチンコが導入されるまで、パチンコとパチスロの遊技費用は、それぞれ玉一個当たり4円とメダル一枚当たり20円でした。パチンコの低貸玉料金によりパチンコのギャンブル性が減り、娯楽性が高まりました。何故なら安い費用で参加が可能になり、遊技者が同じ金額で長く遊技することができるためです。低貸玉パチンコは遊技者の人口減少に対処するために導入されました。
2025年12月末現在、日本国内において、事業所数6,464店舗を約1,612社が経営しております。